去る2020年3月11日。「木谷ワイン」さんへ、畑仕事のお手伝いに行ってきました。
木谷ワインは2018年に誕生した奈良県初のワイナリー。奈良出身の木谷一登氏がたった1人(!)で畑仕事から醸造まで手掛けられています。

今回お邪魔したのは天理東ICのすぐ近くにある畑。
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青で囲った畑です。
「ブリコラージュN」の畑ですね。
2年前まで老夫婦が慣行栽培でデラウェアを育てられていた畑で、2019年から木谷氏が借りておられます。それからは無化学農薬、無堆肥、無除草剤栽培を実施しています。

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写真のとおりの急斜面で、作業は骨が折れますが水捌けが良い葡萄栽培に適した畑です。

今日はシラーの苗植えをお手伝いさせていただきました。
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興味深かったのが土壌の様子です。長年除草剤をまいてきた畑のため、ほとんどが栄養のない粘土と小石ばかり。
地表にわずか2センチ程だけ有機物が堆積した層がありますが、これは昨年から約一年間有機栽培が行われたために積もった層なのだそうです。
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ハッキリと色が違うのがお分かりいただけるでしょうか。

葡萄は確かに太った実を実らせたのでしょうが、地面の下は砂漠のように生き物の気配がありません。
農薬の恐ろしい力を垣間見た気がしました。

苗植えの後は木谷氏が3年前に開墾、手入れされている畑の見学へ移動(地図の黄色で囲んだ場所です。)。

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かつては農地だったそうですが、長年放置されていた場所で、すでに自然に帰っていた所を木谷氏が借り受けて葡萄畑に再生。
ユンボを使ってかなり大変な作業だったようですが、今ではすっかりワイン畑らしい姿に。

こちらは放置以来ずっと農薬が使われなかったおかげで、土はフカフカ、下草も生茂り、たくさんの生き物が見られます。生命感溢れる美しい畑です。
先程お手伝いした畑も、今回植えたシラーが実をつける頃には、こんなふうに生命が息づく土壌に育ってくれることでしょう。

ここの葡萄はヨーロッパ式の垣根仕立ての栽培で、まだ樹齢は3年ほどの若木達ですが、今年から試しに身を実らせてみるとのこと。
風通しも良く、病気にかかりにくいそうで、これからが楽しみな畑です。

最後に木谷さんが勉強を兼ねて飲まれているワインをいろいろとテイスティングさせていただきました。
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野外で飲むワインの味は格別!畑仕事で疲れた体に染み入るような旨さでした。

これから一年間、木谷ワインさんの畑を追いかけていきます。
僭越ながら葡萄畑の様子をお伝えさせていただければと思います。

今回お手伝いした畑のワインです。
天然酵母仕込みならではのユニークな味わいですが、控えめに言ってめちゃ美味いです!
先日の木谷さんとのオンライン飲み会で、ほぼ一人で一本飲んでしまいました(笑)。