日本酒の日はうちの子達を。長野県で飲み比べ。
まずは九郎右衛門
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ごく僅かに濁ったうすにごり。


香り

甘いパイナップル🍍やビターアーモンドのクリアな香り。

なんだろう。甘いんだけど、ほろ苦さと青さが何かのフルーツの洋菓子の様な。

完熟リンゴ、ラフランスのコンポート。

青さのある微かなミネラル感。複雑です。


甘くみずみずしいジューシー感。

お米の溶けたリッチな甘み。

トロッとしたエキス感がありつつも、ほのかにガス感のような心地よい舌触りが重さを軽く感じさせる。

リッチなフルーツ感に青い爽快な酸が実に上手くキュートなジューシー感を演出している。

後口にもフッと爽やかなフルーツの香りと上質な和三盆のような甘み、さらにピリッと舌にミネラルが残って締まる。



半年寝かせたソガペールエフィス。

コンディションチェックを理由にして開けました。

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この裏ラベル。造り手の思いがもはや怨念(笑)に感じるくらい熱く。

でもこれがいいんですよね。


香り

リッチなお米の香りと複雑な酸を感じる香り。

ビターアーモンド、サワークリームやスモークチーズ。

腐葉土や鉄のようなミネラル。

熟したカリンや完熟リンゴ。

複雑でありつつまとまっているような。


これは面白い。

キメ細かーい繊細なガス感。

みずみずしいリッチな酸。この酸が口中に大きく広がるが、後半は意外なほどにシューっと小さくなって軽やかになる。

どこか白ワイン的な香りのする酸。

ちょいと樽の甘みがするような。

リッチなのに味の中心がクリアで透明感に溢れてる。

味に起承転結を感じる。広がって、収束して。

適度に熟成感が乗ってきてるが、熟成の香りやコクはちゃんとバランスの中に成り立っている。旨い。

さすがすごい情熱を感じます。